高尾山〜陣馬山

日程:2024/11/17

概要:高尾山から小仏峠を経て景信山に至り、さらに陣馬山に達する奥高尾縦走。下山後はいつもの「山下屋」へ。

⏿ PCやタブレットなど、より広角の画面で見ると、GPSログに基づく山行の軌跡がこの位置に表示されます。

山頂:高尾山 599m / 陣馬山 855m

同行:---

山行寸描

▲高尾山の飯綱権現堂前の鳥居と紅葉。(2024/11/17撮影)

数日前の大平山に続くネパール帰りのリハビリ第二弾は、歩き慣れた山地をのんびり歩いて日本の秋を愛でる一日。高尾山から陣馬山への縦走路はこれまで20回以上歩いていますが、毎回違う表情を見せてくれるので飽きるということがありません。

2024/11/17

△08:25 高尾山口 → △09:50-55 高尾山 → △10:45-11:00 小仏城山 → △11:15 小仏峠 → △11:45-12:00 景信山 → △13:35-40 陣馬山 → △14:30 陣馬高原下

それにしても一緒に高尾山口駅を降りた登山客の大半がケーブルカーの駅に向かうのはどうしたことか。もちろんこちらは由緒正しい1号路を登って山頂を目指します。

最初はフリースを上に着て歩いていましたが、どんどん気温が上がってきたために薬王院近くの平坦地に出たところで長袖Tシャツ1枚の姿になり、ついでに名物ごまだんごをお買い上げ。

さらに薬王院ではお線香とお賽銭。ちょうど2ヶ月前にここでネパール旅行の成功を祈願していたので、これは御礼参りということになります。

さらに権現堂へと登っていくと、鳥居の前の紅葉がいい感じ。

山頂の展望台からは澄んだ空気を通して富士山がよく見えており、老いも若きも日本人も外国人も、実にうれしそうに写真を撮っていました。

もみじ台の紅葉はまだこれからという感じ。

一方、小仏城山の山頂の紅葉は見事(上の写真をクリック)で、ここではお汁粉をいただきました。

小仏峠を越えて景信山ではなめこ汁。こちらは葉の色がくすんだ感じの木ばかりでしたが……。

関東平野を一望にするこの眺めが、紅葉の色づきの悪さを補って余りあります。

それに赤いだけが紅葉の魅力ではなく、このように道端の雑木の黄色や茶色の葉が日の光を浴びて輝くさまにも心惹かれます。

陣馬山頂に着くと奥多摩方面がきれいに見えていましたが、もう心は下山後のお酒……もとい、蕎麦に向かっているので、さっさと山頂を離れて下界を目指しました。

この日の山行の最終目的地である陣馬高原下の「山下屋」さんでは、毎度おなじみ「八王子城」をいただきながらアテと蕎麦。

奥のガーデン席に座ったのは初めてでしたが、風情があってなかなかいいですね。ただし、さすがに身体を動かしていないと寒くなってくるので、リュックサックからフリースを出して重ね着することにはなりました。冬にこちらの席を使うのは、ちょっと厳しいかも。

冒頭に記したとおり、この日の山行は薬王院への御礼参りと共に「リハビリ」という目的も持ったものでしたが、やはりネパールで身についてしまったものは一朝一夕ではとれないものだと痛感しました。

例えば、この大部隊を見たときには思わず「ゾッキョの群?」と考えてしまいました。もっとも、すれ違ったときに交わす挨拶が「ナマステ〜」ではなく「こんにちは〜」だったのでここが日本だと認識できたのは幸いでした。

また、ネパールではチョルテンやマニ石を見たらその左側を通らなければなりません(不浄の左手を向けないようにするため)でしたが、この縦走路でも登山道の途中にインゼル状に茂みがあったりするともうダメで、身体が自然にその左を通ろうとします。同じことは堂所山あたりにいくつか続く巻き道(例外なく南側=進行方向左側を巻いています)でも起こり、小さいピークを左から巻く道がついていたらためらうことなくそちらを選択してしまいました。え?逆コース(陣馬山→高尾山)だったらどうするのか?いや、たぶんそのときでもこれらの巻き道を使うことになるだろうとは思うのですが……。