広沢寺弁天岩

日程:2024/04/20

概要:ゲレンデでのアイゼントレーニングのサポート。

山頂:---

同行:ミホさん / クス氏

山行寸描

▲7年半ぶりに訪れた広沢寺弁天岩。一番乗りができてラッキー。(2024/04/20撮影)

ご縁があって今年2月に三ツ峠金ヶ窪沢でご一緒したミホクスペアに、連休あたりにどこか岩雪登りでもと声を掛けたところ「その前に広沢寺で練習したい」というリクエストがあって、広沢寺弁天岩を訪れました。この岩場にはクライミングを始めた2000年からさんざんお世話になってきましたが、毎度の混雑と暖かい時期のヤマビルの被害を嫌ってここしばらくは足が遠ざかっており、最も最近ここを訪れたのはなんと2016年12月まで遡ります。

2024/04/20

△07:00-13:20 広沢寺弁天岩

この岩場はとてもいいゲレンデなのですが、とにかく混んでしまっては練習になりません。そこで本厚木駅前で6時半に集合したらクス氏の車で一目散に広沢寺駐車場を目指したところ、なんとラッキーなことに駐車場には1台も車が駐まっていません。これはすなわち岩場に一番乗りができることを意味しており、胸を撫で下ろしながら駐車場でただちに登山靴に履き替えた後、弁天岩に向かいました。

狙い通り誰もいない弁天岩に着いてアイゼンを装着したら、右側の緩傾斜の岩場の真ん中に私がトップロープを張り、以下普通に登ることを2本、登ってからクライムダウンを1本、さらにグローブをはめた状態で登って降りてを1本。懐かしい岩場の感覚を楽しみながら私も二人と同じ本数登りましたが、それにしても春だというのにこの紅葉はどうしたこと。下から見ても上から見ても美しくて癒されますが、こんな木は前からあったかな?

最初はアイゼン登攀に慣れていない様子を見せていた二人も登るごとにアイゼン捌きがこなれてきたことを見て、こちらの岩場での仕上げにまず私が念のためのロープを入れたリュックサックを担いで登ってからセットされていたトップロープのロープを落とし、クス氏リード・ミホさんフォローで登ってもらいました。

クス氏の登りは安定しており、確保支点構築も問題なし。ミホさんもがんばってくれて終了点に無事到着し、懸垂下降で全員が下界に降りたところでアイゼン登攀の練習は一通り終了です。

この頃になると岩場はそこそこ賑わってきましたが、見れば折よくクラックルートが空いています。せっかくだから最後にてっぺんまで行きましょうと60mロープ2本をつなぎ、私のリードで登った後にクス氏はアイゼン、ミホさんはクライミングシューズでフォローして、弁天岩からの上からの眺めを堪能してから懸垂下降で取付に戻って練習を終了しました。ミホさん、クスさん、お疲れさまでした。

もともと私が二人の練習をサポートする主眼は「今後二人だけで練習できるようにこの岩場に慣れてもらう」ことにありましたが、これならその目的は果たせたと言えそうです。そして私としては最もうれしかったのは、この日の陽気の良さにもかかわらずヤマビルの被害に遭わずにすんだことでした(笑)。