塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

御岳渓谷

日程:2009/06/07

概要:Sakurai師に連れられて、2度目の御岳渓谷ボルダリング。忍者返しの岩の周辺で半日遊ぶ。

山頂:---

同行:Sakurai師

山行寸描

▲この日触った岩の数々。それにしても外岩のグレードはいまひとつよくわからない……。(2009/06/07撮影)
▲マミ岩。チョンボ混じりで4級と3級を登ったものの、ここは来シーズンに完全版を登りたい。(2009/06/07撮影)
▲「忍者返し」から「クライマー返し」へつなぐ、いわゆる「忍クラ」(2段)に挑むSakurai師。暑さにへばって成果はなかったものの、さすがの登りを見せてくれた。(2009/06/07撮影)

2009/06/07

△12:15-16:50 御岳渓谷

5月2日に続いて2度目の御岳渓谷ボルダリング、先生はもちろんSakurai師。既に御岳のシーズンは終わっている上に直前の金曜日までしっかり雨が降り続いていたために中止の可能性もあったのですが、新調したばかりのクラッシュパッドを使ってみたい私の気持ちが通じたのか、土曜日の午後から天気が好転してこの日はすっかり晴れ。暑くて困りはするものの、岩はおおむね乾いてくれていました。

まずは前回最後に見学だけしたマミ岩から。横から見ると意外にも立っていてこんな感じだったっけ?と一瞬怯みましたが、まずはガバをつないで右斜上するマミ岩左6級をOSし、続いて中央4級を何便か出してゲット。ただし、スタートホールドを高い位置に求めたのは反則だったかもしれません。ついで右3級に挑んでいるところへ、小さい子供を連れた家族が参入してきました。若いお父さんもお母さんもとても上手なのですが、まだ小学校に上がるかどうかくらいのちびっ子が裸足のままでマミ岩左をやはり一撃し、ついで中央にも多彩なムーブで取り付くのにびっくり。偉いぞ、ちびっ子。さて、私の右はやはり疑惑のスタートホールド(左手)を駆使し、右足をかき込むムーブで上の水平クラックをとって解決。トポにはスタートホールドの指定はないものの、これでは体感3級はなさそうなのでたぶんチョンボでしょう。

続いて忍者返しの岩の下流側にある白狐岩へ移動。左下から右上へ斜上するトラバースラインが顕著な岩で、まずはこのトラバースラインを突っ切るように左斜面を直上する6級の課題をさっさと片付けてからトラバース5級に触ってみましたが、出だしのホールドはガバではあるものの足がなく、トラバースラインにヒールを決めようとしても決まりません。また「マントライク」(3級)はホールドに限定があり、とりあえず限定解除でラインを登ってはみたものの、禁止ホールドなしに登るのは困難そうなので断念。さらに右手のフェースを登る4級課題でしばらく遊んでから、遊歩道岩へ移動しました。

遊歩道岩は白狐岩から1分ほど下流の樹林の中の岩で、涼しく静かなのはいいのですがちょっと湿り気味。左端の左9級はどちらかといえばIII級と言った方がいい感じで問題なくOSながら、中央・右(7級)はどちらもフットホールドがなく、Sakurai師すらも離陸できません。これは本当に7級なのか?それとも見逃しているホールドがあるのだろうか?

そうこうしているうちに時間がたち、徐々に気温が下がってきました。Sakurai師はこの日は「忍クラ」を狙っていたので、コンディションが多少なりとも良くなる夕方近くを待っていたのでした。

そこで忍者返しの岩に移動してみると、昼すぎにはかなりの賑わいを見せていたこの岩も我々がその前に着く頃から徐々に人が減ってきていて、マットの数も数えるばかり。こちらの岩では私は見学兼スポッターに専念することにしてSakurai師のトライを眺めていましたが、やはり暑さのせいかSakurai師もいまひとつモチベーションが上がらないらしく、何便かは出したもののトラバースラインに入れたのが一度だけで、目覚ましい成果を上げるには至りませんでした。

さて、いつもならひっきりなしに誰かが取り付く「忍者返し」のラインもこの日のこの時間帯はガラ空きなので、せっかくの機会だから触るだけでもと私も取り付いてみました。しかし、最初のホールドにぶら下がって左手を伸ばすところからもうできません。指が終わりかけていたせいも多少はありますが「おとといおいで」と岩に言われた感じです。

帰りに御岳駅近くの「玉川屋」に立ち寄ってビールで喉を潤し、天せいろをいただきました。今日も楽しく岩と戯れることができたのですが、さすがにもうこれからは御岳は暑過ぎてボルダリング不適。秋までお預けです。それまでジムでの練習でカチのトレーニングに励むとともに、体重を軽くすることに努めなければ。

おっとジム練と言えば、前回御岳に同行したY女史はこの日は荻窪の「B-PUMP」でどうしても片付けたい課題があるからと朝から弁当持参でジムに籠っていたはず。そこでメールで成果を確認したところ、狙いの課題はゲットすることに成功したそうですが、それ以外の収穫はなかったとのこと。でもって「やっぱり週一では維持が精いっぱいですね。水曜日に荻窪行きませんか?」って、貴女はいったい何になりたいんですか!