小川山の岩場
日程:2009/06/14
概要:小川山の岩場でボルダリング。指が痛くて、全然登れなかった……。
山頂:---
同行:Sakurai師 / 現場監督氏 / ムラタ氏
山行寸描
2009/06/14
◎08:00-16:40 廻り目平
この日曜日は谷川岳へアルパインに行くつもりでしたが、上越方面が雨の予報であったために急遽小川山へ転進。私はSakurai号(レンタル)に乗せていただき、現地で現場監督氏及び久しぶりのムラタ氏と合流しました。
ルートを登りたいという現場監督・ムラタコンビと午前中は別行動にして、Sakurai師とまずはキャンプ場入口の川沿いに広がる石楠花鵜湯歩道エリアへ移動。触ったのは以下のルートです。
扇岩
- コーナー 8級
- FL。
- 左うちわ 5級
- カチでのバランスに耐えられずNG。
- 蛇腹 4級
- 1手身体を引き上げられただけ。NG。
瞳岩
- スラブ 10級
- OS。
- 目薬 7級
- またしてもカチに跳ね返されNG。
- 神の瞳 初段
- スタートホールドを触っただけ。Sakurai師はかなり打ち込んでいましたが、宿題になりました。
第二河原岩
- 河原道 8級
- 右ヒールで乗り込んで左手を伸ばすムーブをSakurai師に見つけてもらってなんとかRP。
忘却岩
- 忘却の果て 初段
- こちらもSakurai師の今日の狙い。右手をアンダーに返すところで苦戦していました。私は撮影班に専念。
流れ岩
- 流れの中に 1級
- 出だしはガバだがその先がさっぱりわからない……。Sakurai師は果敢にランジに挑んでいましたが、やはりNG。
御岳でもカチへの弱さを露呈していましたが、この日はまるで手に負えないという感じで、8級がやっとという状態です。外岩は基本的にカチが使えないとダメ。自己嫌悪に陥るなあ……。
13時に駐車場で現場監督氏たちと合流し、今度は林の中のボルダーエリアでクジラ岩に触りました。名前の通りずんぐりと大きな岩の左面にポケットホールドを使った「穴社員」(3級)、「穴社長」(2段)、そして特徴的なカンテのラインでモビー・ディックからの連想と思われる「エイハブ船長」(1級)が並ぶ人気エリアで、岩の前には絨毯のようにマットが敷き詰められ、ひっきりなしに岩に人が取り付いています。Sakurai師は「穴社員」「エイハブ船長」ともゲット済みで、残る3人が「穴社員」に取りついたのですが、私はまあ触ってみただけ、ムラタ氏はかなりいいところまで行きましたがRPならず。早々にリタイアモードに入った私は「穴社員」のラインを見上げている現場監督氏に「『穴社員』と『穴社長』の間が空いているから、そこに新たにラインを拓いて『穴監督』と命名してみては?」と提案しましたが、即座に却下されました(←アホ)。それにしても驚きだったのは「エイハブ船長」に何度も取り付いていた10歳くらいの女の子で、ちびっ子なのに堂々たるムーブの連続で身体を引き上げ、上のリップをはたくところまで達して周囲の喝采を浴びていました。
ひとしきりクジラ岩で遊んでから、現場監督氏とムラタ氏はホワイト・ブロック、私はSakurai師に連れられてタイコへ。こちらではきれいな丸いフレークをレイバック〜スメアで上がる「太鼓」(8級)をFLしましたが、手本を見せてくれたのはSakurai師ではなく先にこの岩に取り組んでいた家族のやはりちびっ子ボルダラーでした。先日の御岳渓谷でも小さな子供が裸足のままで6級の課題をすいすい登る場面に立ち会いましたが、この子たちが大きくなったらどうなってしまうのか、しかし特異な負荷がかかるこのスポーツを成長期に達していない子供にさせて大丈夫なのかどうか、などといろいろ考え込んでしまいました。
最後に移動した先が有名なヴィクターです。裏手の方に「The Two Monks」(2段)をはじめとする課題が並んでいて、まずは8級課題(III+と言った方がしっくり)で癒されてから「コンケーブ」(3級)に代わるがわる挑戦。Sakurai師はここも既登で見事な手本を示してくれましたが、現場監督氏もムラタ氏も上のリップに手を出すのが精いっぱいでした。私は1歩乗り込んでガストンの態勢に入ろうとするところで、とても身体を引き上げられる気がせずあっさり断念。そのうち雲行きがおかしくなり、あたりが暗くなってきたところで区切りをつけて終了としました。
それにしても、この日は登れなかった!今まで恵比寿のボルダリングジムでもカチカチ課題は逃げ回っていたツケが、ここで如実に出ている感じです。とは言っても細かいフットホールドへの立ち込みはジムでは身に付かないので、やはり外岩の経験を重ねるしかないかな。マットも買ったことだし、せめて月に一度は外岩ボルダーに精を出すようにしようかな。それとも、カチに強くなるサプリメントなんてないかな?←ありません。