高尾山〜陣馬山

日程:2024/01/02

概要:高尾山から小仏峠を経て景信山に至り、さらに陣馬山に達する奥高尾縦走。下山後は山下屋で2024年の初蕎麦をいただく。

山頂:高尾山 599m / 陣馬山 855m

同行:---

山行寸描

▲今年もきりっとした立ち姿の陣馬山の白馬像。御年54歳くらい。(2024/01/02撮影)

年明け最初の山歩きは、通い慣れた高尾山〜陣馬山。正月休みで足をなまらせたくないし初詣もしたいという動機もありますが、一番の目的は陣馬高原下の山下屋さんで蕎麦をいただくことです。

2024/01/02

△09:20 高尾山口 → △10:30-40 高尾山 → △11:25-35 小仏城山 → △11:50 小仏峠 → △12:15-30 景信山 → △13:55-14:05 陣馬山 → △14:50 陣馬高原下

元日が完璧な快晴だったのでこの日も好天を期待していましたが、家を出るときの空はいささか曇り気味。山歩きの身だしなみとして雨具(とヘッドランプ)は必ずリュックサックに入れているので、たとえ雨に降られてもどうにかなるかと思いつつ高尾山口を目指しました。

今回は初詣も兼ねているので正攻法の1号路を登りましたが、普段さほど山歩きをしない雰囲気の家族づれや外国人グループなどが道の傾斜のきつさに根を上げながらがんばって歩いていました。東京都内方向が見通せる場所に出てみると空は暗い雲に覆われており、どうやら道は上りでも天気は下り坂です。

奉納杉苗拾萬本!jROさん、そんなに花粉を増やしてどうするんですかと聞きたくなりますが、もちろんこれは杉苗10万本相当の寄付をしたという意味で、実際の用途はさまざまなはずです(と思いたい)。そして薬王院は思ったほどの混雑にはなっておらず、短時間並んだだけで大本堂の前に進んで手を合わせることができました。ちなみに、ここは真言宗の寺院なので神社風に拍手を打つのは間違い(一段高いところにある彩色豊かな権現堂の方は神社)なのですが、もともと全山が神仏習合の聖地なので大目に見てもらえることでしょう。

高尾山の山頂から先は通い慣れた道。まずは山頂奥の展望台から心眼をもって丹沢と富士山の姿を透視した後、縦走路に入ります。

小仏城山の山頂ではお汁粉をいただき……。

小仏峠を越えて景信山ではなめこ汁。

一時はぱらぱらと小雨が降る場面もありましたが、明王峠に着く頃には青空が広がってきました。

そして陣馬山に着いてみると雨に空気が洗われたかのように見通しが良くなっていて、さすがに富士山は見えなかったものの奥多摩方面や関東平野方面の展望が開けました。

この画像の右寄りのてっぺんを雲に隠した山は大山ですが、その左には雲海が広がっていました。この標高で雲海を見ることができるとは予想もしておらず、何やら得した気分になりながら陣馬山を下りました。

この日の山行の最終目的地である陣馬高原下の山下屋さんでは、例によって「八王子城」をいただきながらアテと蕎麦。

相変わらずどれも絶品のおいしさですが、今回初めて食べた柿の天ぷらがボリューミーでGOOD。年中出せるものではないでしょうが、次に来たときにメニューに載っていたら確実にまた注文するだろうと思います。