塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

兜山〔兜岩〕

日程:2023/11/22

概要:山梨百名山の兜山中腹にある兜岩でクライミングの後、山頂を踏んでから別コースで下山。

⏿ PCやタブレットなど、より広角(横幅768px以上)の画面で見ると、GPSログに基づく山行の軌跡がこの位置に表示されます。

山頂:兜山 913m

同行:セキネくん

2023/11/21

△09:10 兜山駐車場 → △09:35-14:05 大手門エリア → △14:10 甲府城エリア → △14:35-55 兜山 → △15:35 兜山駐車場

6月のシャモニー以来5カ月ぶりに会うセキネくんと、この日は私には珍しくフリーの岩場へ。どれくらい珍しいかというと、昨年11月22日のジム仲間たちとの湯河原幕岩以来まるまる1年ぶり(セキネくんの方も彼に言わせると「100万年ぶり」)です。行き先はセキネくんのチョイスで彼の地元の山である兜山の中腹にある兜岩。私もセキネくんも初めて訪れる岩場で、以前クライマーによる(?)ボヤ騒ぎがあった関係で開拓者によるトポはオープンになっていないようですが、記録はそこそこ見られます。

石和温泉駅で待ち合わせてセキネくんの車で兜山に向かう途中、兜山の姿とその中腹にある兜岩とを眺めることができました。兜山はその名の通り突出した山の形が兜に見えることから付けられた名前で、山梨県・春日居町による解説によれば『甲斐国誌』にもその旨が記載されているそうです。それにしても今日は快晴、絶好のクライミング日和です。

東屋やトイレもあってよく整備された駐車場に車を駐めると、そこにある看板には山頂に向かって「岩場コース」と「山腹コース」の二通りの登り方があると書かれています。我々が向かう兜岩へはもちろん「岩場コース」を使ってアプローチすることになり、駐車場から少し下ったところから道標にしたがって樹林の中の道を辿りました。

兜岩の概念図によれば岩場は大手門エリアと甲府城エリアに分かれており、歩きやすい登山道を30分弱歩くと明るいコナラ林の中にまず大手門エリアの岩が現れました。大手門エリア自体も2段に分かれており、まずはフィックスロープを使って上部の大手門エリアDEFに向かい、真ん中のEから取り付くことにしました。なお上述の通りあまりにもブランクが長いので、今回リハビリモードの私はすべてトップロープとさせてもらっています。

▲大手門エリアEの正面。
  • ヴァン君(5.9):クライミングジムでは得られない細かいホールドとバランシーな登り。湯河原幕岩に似ていると感じる。
▲大手門エリアF。
  • 二度あることは三度ある(5.8):終始カンテ上のガバを使うのだと思うが出だしが微妙。
  • げん直し(5.10a):こちらの方が素直で、この日触った課題の中では一番登りやすかった。
▲再び大手門エリアE。こちらは左サイドを見上げた構図。
  • 青とブドウ色(5.10a):正面のフェースから左のコーナーに入るが、ホールドは豊富。セキネくんはここで私のビレイ技術の抜き打ちテストをしてくれた。
▲大手門エリアD。
  • 薫風(5.10a):これも途中から手と足が細かいが、フリクションがいいのがありがたい。
▲大手門エリアc。
  • 目覚め(5.10b):アンダークリングを駆使するムーブはわかったものの、上部で手が出せなくなりこの日初めてぶら下がることに。

クライミングは早めに切り上げて、せっかくなので山頂を踏んで帰ろうと「岩場コース」の登山道をさらに登ると、すぐに幅も高さもあり立派な甲府城エリアの岩壁が眼前に広がりました。もともと兜岩の開拓は1991年にこちらの岩場から始まり、その後2006年からの開拓で大手門エリアが追加されたという歴史があるそうです。

そして甲府城エリアの近くに甲府盆地を見下ろすすばらしい展望ポイントがありました。眼下には甲府盆地が広がり、彼方には御坂の山々、そして右手の雲の上にちらっと富士山のてっぺんが頭を出していて、実に見事です。

さらにひと頑張りで着いた兜山山頂は標高913m。山梨百名山であることを示す標識と共にベンチが備えられた山頂は、のんびり寛ぐことができる明るい広場になっていました。

山頂から尾根伝いに1分の場所に展望台が設けられ、そこにもベンチが置かれていましたが、展望は先ほどの甲府城エリアにはかないません。それでもここで行動食をとりながらわずかの時間休憩してから、今度は「山腹コース」を使って駐車場までゆるゆると下りました。久しぶりの外岩フリー(TRだけど)も楽しかったのですが、この山自体が広葉樹の卓越した美しい山で歩いていて楽しく、これは是非ともまた来たいところだと思いながら帰路につきました。