陣馬山〜高尾山

日程:2022/09/16

概要:陣馬山から高尾山までの低山縦走。この時期のこの山域がこれほど花々に恵まれたところだということに初めて気がついた。

山頂:陣馬山 855m / 高尾山 599m

同行:---

2022/09/16

△10:25 陣馬高原下 → △11:35-50 陣馬山 → △13:45 景信山 → △14:20 小仏峠 → △14:40 小仏城山 → △15:30 高尾山 → △16:00 リフト山上駅

台風の影響でシルバーウイークは望み薄とあって、その直前の晴れの日に少しでも歩いておこうと通い慣れた陣馬山〜高尾山に行くことにしました。このコースは冬にトレランで走ることが多く、その場合の自分の目標タイムは陣馬山頂→高尾山頂で90分です。しかし今回は気温が高い時期でもあり、また短時間で駆け抜けるよりもゆっくり時間をかけて山の空気に身体をなじませることを優先したので、あえてGPSログもとらずに散歩のつもりで歩きました。

陣馬高原下のバス停から見上げる空は真っ青で、明日から雨が続く予報だとはとても思えません。歩き始めてすぐに出てくる「山下屋」さんは改装休業中。一日も早く営業を再開してほしいものです。

柿や栗など、里にもすでに秋の気配が漂い始めています。

この日は金曜日とあって陣馬山頂はいつもと比べて閑散としており、唯一営業している清水茶屋でところてんをいただきしばしまったり。

道中の広葉樹林帯では、吹き渡る風と共にパチパチとどんぐりの落ちる音がしていました。そして景信山の山頂からは、関東平野が一望のもとに見渡せていい気分です。山頂の茶店はいずれも営業していませんでしたが、ヒガンバナの鮮やかな朱色がそこだけ活気を見せていました。

小仏城山の茶店も同様に誰もおらず、行動食を調達し忘れていた自分は空腹を抱えることになりました。それでも山頂広場の一角にひっそりと立つ「甲州道中歴史案内図」で歴史の学習をすることは怠りません。

これまでにないのんびりペースで高尾山に到着。こちらもひっそりとしたものです。

薬王院でお賽銭を納めて自分と家族の無病息災を祈り、境内出口近くにある神変堂では腰痛平癒と健脚祈願。

何度も通っている高尾山ですが、リフトに乗ったのはこれが初めて。実に危険な乗り物だということがよくわかりました。なにしろ一度この味を覚えてしまうと、二度とN号路を歩いて下ろうなどと考えられなくなってしまいます。

最後は定番の「高橋家」さんで締め。ごちそうさまでした。

このようにポレポレというかビスターリというか、とにかくゆっくり歩き続けて陣馬山から高尾山まで3時間40分もかけたのですが、そうしてみると発見があるもので、この時期のこの山域がこれほど花々に恵まれたところだということに今回初めて気がつきました。

ツリフネソウ シラヤマギク キバナアキギリ
▲ツリフネソウ ▲シラヤマギク ▲キバナアキギリ
ミズヒキ シロヨメナ キンミズヒキ
▲ミズヒキ ▲シロヨメナ ▲キンミズヒキ
? イヌショウマ アザミ
▲? ▲イヌショウマ ▲アザミ

恥ずかしながら、花の名前が今ひとつわかりません。帰宅してから調べてみても判然としないものがいくつかありました。

ハギ

これはさすがにわかります。秋を代表する萩の花があちこちで見られて、季節の移ろいを実感しました。

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シュウカイドウ ナンテンハギ アキノタムラソウ
▲シュウカイドウ ▲ナンテンハギ ▲アキノタムラソウ
ツリガネニンジン ヤマホトトギス シモバシラ
▲ツリガネニンジン ▲ヤマホトトギス ▲シモバシラ

iPhoneのカメラでは接写能力に限界がありピンボケ気味ですが、いずれの花も山道の横に自生していたものばかりです。名前がわかる方はぜひご教示ください。