陣馬山〜高尾山

日程:2011/11/26

概要:陣馬山から高尾山までの低山縦走。そのまま高尾山口まで歩いて下山。

山頂:陣馬山 855m / 高尾山 599m

同行:---

山行寸描

▲陣馬山。青空が広がる山頂からは、先日走ったハセツネの山々も見えた。(2011/11/26撮影)
▲高尾山。見頃を迎えた紅葉目当ての観光客で、芋の子を洗うよう。(2011/11/26撮影)

2011/11/26

△11:35 陣馬高原下 → △12:25-40 陣馬山 → △13:35 小仏峠 → △14:05-15 高尾山 → △15:30 高尾山口

8月に購入したスポルティバのラプターは、本来10月のハセツネ用にと新調して自宅の近所での試し履きもしてはあったのですが、ハセツネ当日のあいにくのコンディションに「ニューシューズをデビュー戦で泥まみれにするのはイヤだ」と自宅待機を命じたため、これまで実戦投入の機会がありませんでした。しかし12月には御岳山でのトレイルランのレースが控えていることもあり、山道での試し履きと自分のトレーニングとを兼ねて、走り慣れた陣馬山から高尾山への道をこのラプターで流してみることにしました。

陣馬高原下のバス停からのんびり出発。この日はきれいな快晴で、気温も少々高めです。和田峠へ向かう車道の途中から山道に入って、陣馬山頂までノンストップの歩きで50分。ここまでは特に問題なし。

陣馬山頂の売店での補給は一種の儀式のようなもので、夏ならかき氷ですし、寒い季節はこのおでんかけんちん汁。気合が入ったところで高尾山への縦走路に踏み出しました。

ハイキングに絶好の日和のこの日、山道にはハイカーが多く、追い越しやすれ違いには気を使います。特に子供連れの登山客を抜かすときは、確実にスピードを落として、声を掛けて。それでも小仏峠まで1時間を切って、これなら巡航ペースと言えそう。小仏峠から高尾山まではこれまでの経験では約30分。一応の目安である「陣馬山頂から高尾山頂まで90分以内」にどうやら間に合いそうな雰囲気が漂ってきました。

ハセツネのときにも9月の台風の爪痕を随所で見ましたが、この高尾山周辺にも派手な倒木がいくつか残されていました。ひゃー、大変だったんだなと驚きましたが、実は後でさらに凄い光景に出くわすことになります。

陣馬山から85分ちょうどで高尾山頂の方角指示盤にタッチ。2日前にスポーツジムでバイクを漕いだ疲労が残っていて腿が上がらず、木の根に爪先を引っ掛けてすってんころりと転んだり、何カ所かの登り坂で歩いてしまったりしましたが、まあ私のタイムとしてはまずまずです。高尾山頂の紅葉はちょうど見頃で芋の子を洗うような人出だったので早々に下山を始め、途中の売店で胡麻団子を食したりしながらゆっくり下りました。

すると目に入ったのがこの光景です。見ての通り激しく斜面が流され樹木が根こそぎにされていて、これもどうやら台風15号(による豪雨)が原因のようですが、同じ理由で3号路と4号路も通行止めになっていることを下山してから駅前の掲示で知りました。

高尾山口の駅の近くで売っている名物「酒まんじゅう」は一つ食べて帰りたかったのですが、あいにく今月は断酒月間としているため泣く泣く断念しました。しかし帰宅してから写真を拡大してみたら「一個一三〇円」の横に「麹で発酵させたおまんじゅうです」とあり、さらに小さい文字で次のような注釈が付されていました。

お酒は入っていませんのでお子様でも安心して召し上がれます。

それなら買えばよかった……。

それはさておき、シューズの具合はまずまずだったし自分の走力もそこそこ維持できていたことを確認できたので、今回のトレーニングは目的を果たせたと言えそうです。12月の御岳山でのトレイルランニングレースの後は来年4月までレースを入れていませんが、ロード嫌い・トレイル好きの私としては、山行の合間を見てはこのコースを走って脚力維持に努めたいものです。