第2回猫の森カップ
日程:2001/11/25
概要:「ストーン・マジック」でのコンペ、『第2回猫の森カップ』。
山頂:---
同行:黒澤敏弘ガイド
山行寸描
2001/11/25
△10:00-16:20 「ストーン・マジック」
『第2回猫の森カップ』at「ストーン・マジック」。前回参加したS氏、てっしー、私に加えて、今回は初めてお目にかかるM氏、H氏、Sさん、Mさんと賑やかなコンペになりました。例によって競技ルール等についてのオリエンテーション(前回と違うのはワークトではない点のみ)の後、ツインモンスターの一番手前の壁で5.8のルートで足慣らし兼順番決めの予備選を行いました。トラバースも含むダイナミックなルートですが、ここは全員気分良く完登です。
昼食後に開始された予選はツインモンスターの奥左の壁の5.9+のラインですが、ここで私は小さなハングを越えて右上の遠いホールドへ手を伸ばすところを雑に足をクロスさせてとりにいったために見事に落ちてしまいました。この後女性2人がガッツのある登りで私より上まで登ったので、私はいきなり予選落ち。恥ずかしい……。前回優勝のSさんはここまでシードされていますが、M氏、H氏もスムーズな登りを見せていてレベルの高さを感じさせました。また、前回まさかの最下位になったてっしーも今日はなかなか好調で、この後の展開が期待されました。
準決勝は突き当たりの壁のハング右の垂壁を登っていく5.10。ここから参戦したS氏は安定した登りで実力を見せつけ、M氏もきっちり登りきりましたが、毎回何かパフォーマンス(?)を見せてくれるてっしーがここで何とわずか5秒・3手目で足を滑らせて落ち喝采を浴びてしまいました。準決勝が終わった後に試しに私も素足で3手目までトライしてみましたが、さして難しいムーブがあるわけではなく、「もしかして簡単?」とてっしーをいじめました。
決勝の前の3位以下決定戦は、ツインモンスターの手前の足左側のオートビレイを使った5.9(手足限定)を、決勝に残ったS氏・M氏以外が登ります。上の方の小さなハングを越え、右足のヒールフックで身体を止めて上に伸び上がるところがちょっとトリッキーなルートで、男性3人はいずれも完登しましたが時間差で順位が決まり、女性2人はこのヒールフックへのムーブを起こせたかどうかだけの僅差で決着がつきました。そしてお待ちかねの決勝は、奥壁右の一番かぶったラインで手数も16手と長い5.11aという高レベルのルート。まず体格のいいM氏ががんがん登っていきましたが、終了点2手手前で力尽きてフォール。続いて登った細身のS氏は「なぜそこでチョークバッグに手を伸ばせる?」と驚くような落ち着いた登りでしたが、惜しくも終了点1手手前でやはり落ちてしまいました。しかしこれでS氏の連覇が決定です。
最後に黒澤ガイドの知人でベテランクライマーのY氏(実は前日に広沢寺でお目にかかっていて、「ストーン・マジック」へ遊びに来るよう黒澤ガイドがお誘いしていたもの)が模範演技を示してくれましたが、小柄なY氏のスピーディーで滑らかな登りはまるで次元が違い、あっという間に終了点に到達してしまって見上げる一同は呆然とするしかありませんでした。
表彰式では全員に参加賞と記録証が授与され、打上げはこれも例によって相模大野駅近くで焼肉食い放題となりました。
〔第2回猫の森カップ競技結果〕
選手名 | 順番 決定戦 |
予選 | 準決勝 | 3位以下 決定戦 |
決勝 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|
S氏 | - | - | TOP | - | 15 | 男子1位 |
M氏 | TOP | TOP | TOP | - | 14 | 2 |
H氏 | TOP | TOP | 11 | TOP | - | 3 |
てっしー | TOP | TOP | 3- | TOP | - | 4 |
私 | TOP | 7 | - | TOP | - | 5 |
Sさん | TOP | 9+ | 7- | 9+ | - | 女子1位 |
Mさん | TOP | 10 | 4 | 9 | - | 2 |