陣馬山〜高尾山
日程:2015/10/12
概要:陣馬山から高尾山までの低山縦走。
山頂:陣馬山 855m / 高尾山 599m
同行:---
山行寸描
体育の日の三連休は第一候補:明星山、第二候補:宝剣岳中央稜でパッキングをしていたのですが、あいにく中日は全国的に雨の予報。そうなると石灰岩で滑る上に渡渉が厳しくなる明星山はアウトですし、宝剣岳のように3000m近い稜線は確実に風雪になるのでこれもダメ。相方と協議の末にやむなく山行は諦めて、私の方は最終日に軽いランでお茶を濁すことにしました。
2015/10/12
△13:15 陣馬高原下 → △14:05-20 陣馬山 → △15:25-30 小仏峠 → △16:05 高尾山 → △16:30 ケーブルカー高尾山駅
登山道が少しでも乾くようにと遅めの出発にして、陣馬高原下には13時すぎに到着しました。
出だしの「山下屋」さんの軒先に地酒「八王子城」や「桑の都」が置かれていて、危うく誘惑に負けてここで敗退するところでしたが、どうにか理性が勝りました。
毎度のペースで50分で陣馬山頂。さすがに遅い時刻とあって遠くは霞んでよく見えませんでしたが、みそこんにゃくをいただいてしばし落ち着いてから縦走路に入りました。陣馬山から高尾山への縦走路は季節や時間帯によってはかなり混雑するのですが、今日はいい具合に空いています。ただ、新調したばかりのリュックサックとストックの相性が合わず、たびたび立ち止まってはストックの取り付け方を変えることになりました。
勝手のわかっている縦走路をゆっくり走り、明王峠を経て使える巻き道はすべて使って小仏峠へ。
慢性的に傷めている膝もふくらはぎも最後まで言うことを聞いてくれて、かすかに紅葉が始まっている高尾山頂に到着。陣馬山からここまでの今までの最短時間は85分ですが、この日は105分かかっていますから相当に遅いペースです。まあタイム狙いではなかったので構わないのですが、それでも100分を超えると少々悔しいものがあります。
山頂で一息ついてから、観光客のペースに合わせてケーブルカー高尾山駅まで。待ち時間は20分とのことだったので、迷わず改札前の行列の後ろにつきました。
下山後は「高橋家」でお蕎麦とお酒。出だしで我慢した分、おいしくいただくことができました。ちなみに、ここに来ると毎度いただく日本酒「桑の都」=桑都そうととは養蚕業や絹織物の生産が盛んだった八王子市の異称だそうです。
Q.「人はなぜ山に登るのか?」
A.「後で御褒美が待っているからだ」
さすがジョージ・マロリー、名言です(←嘘)。
今回の縦走の目的は新調したトレラングッズのテストでした。
リュックサックはUltimate Direction FASTPACK 20。これまで使っていたGREGORYのバックパックが経年劣化で傷んできたのと少し容量に不満を感じることがあったので、ネット上の情報で各種検討の上これにしたのですが、期待通り容量は十分でありながら軽量でおおむね満足できました。ただ、やや後ろに引かれる感じがする(前後調整の機能がありません)のと走ると後ろに付けたストックが左右に振れてしまうのが少々難点。ストックの付け方はさらに試行錯誤が必要です。
一方、シューズはinov-8(イノヴェイト)ROCLITE 282 GTX。お店で「GTXで軽量なものを」と注文したところ出てきたのがこれで、足に吸い付くようにフィットしたのですぐに購入したものです。実際に走ってみると足裏感覚がかなりあって長距離だと疲れそうな気がしますが、履いていることを感じさせない軽さはその点を補ってくれるかもしれません。少しシューズの中で足が泳ぐ感覚がありましたが、そこは紐の締め方の工夫でなんとかするつもりです。