小川山の岩場
日程:2010/05/08-09
概要:小川山の岩場でボルダリング。Y女史の小川山デビューということもあり、あちこちをつまみ食いするように登り歩いた。
山頂:---
同行:Sakurai師 / Y女史
山行寸描
2010/05/08
△14:15- 廻り目平
ボル友Y女史の小川山デビュー戦。11時に新代田駅前でSakurai師の車に拾ってもらい、中央自動車道を快調に飛ばして廻り目平に入ったのは14時すぎ。まずは駐車場近くの林の手前にテントをふた張りしつらえてから、Sakurai師の案内で水晶スラブ下ボルダーへ繰り出しました。
入口岩
- カンテ 8級
- あれれ?登れない……。
- マントル 7級
- なんとかTO。
- スラブ 4級
- 離陸できず。
涙岩
- マントル 8級
- ヒールが上がらないんですけど(涙)。Y女史は惜しいところまで。
- ホワイト・ティアーズ 4級
- 左手を高い位置の横ホールドへ上げたところで派手にフォールして脛や肘に擦過傷を負ってしまいました。しかし、これは面白い!
犬岩
- 10級2本
- 癒されるなあ。しかし左の10級は何げに高さがあって冷や汗。もちろんY女史もFL。
といったところで時刻も遅くなったので、今日はこのへんで。Sakurai師も今シーズン初小川山ということで花崗岩の感覚が戻っていなかったようですが、それにしては(上記以外も含めて)あれこれと触っているうちに指皮がもっていかれてしまった様子。このため翌日はまったりモードになってしまいました。
いったんテントに戻ってY女史がお風呂をつかっている間に、男たちは山で柴刈り。焚火用の石組みも美しく作り上げて準備万端調えてから、戻ってきたY女史ともどもナナーズでの買い出しと清里方面での夕食(BGMが思い切り昭和歌謡でいいムードでした)。そしてお楽しみの焚火タイムですが、Y女史はこれまであまりキャンプの経験がなかったようで、野生の鹿を至近距離で見ては喜び、満天の星を見てまた喜び、そしてもちろん焚火にも大喜び。なかなか豪勢になった焚火を囲んで練馬ワインとカマンベールをいただきまったりしました。しかしその夜はかなり冷え込んでいて、テントに戻った山のベテラン男性陣がしっかり冬用シュラフでぬくぬくしたのに対し、スリーシーズン用シュラフのY女史はずいぶん寒い思いをしたそうです。
2010/05/09
△-16:15 廻り目平
爽やかに晴れ上がった朝、焚火の跡を覗いてみるときれいに灰になっていて満足度100%。熱も残っていたので、枯葉をかぶせて息を吹き込むだけですぐに火が熾りました。朝食終了後、テントを片付けてから今日の行程へ出発です。
トリトン
- 5級
- 疑惑の右上スローパーを使ってTO。しかし、上から飛び降りて地上に戻るところが核心部でした。
タイコ
- 7級
- Y女史が太鼓8級をOSするのを見てから、その隣の岩の背中沿いを行くこの課題をゲット。
スパイヤー
- スラブ 6級
- 一度いい線まで行ったのですが、そこでヘタレ。次回は落としたい。
クジラ岩
- 穴社員 3級
- 私は触らず。Y女史は出だしのヒールフックが外れず背中から落ちたりしていましたが、この課題がいたく気に入った模様です。Sakurai師にとっては既に何度も登っている課題ですが、この日は繰り返し大奮闘の末にようやくTO。
プーシェ
- 穴プーシェ 7級
- 出だしの足を上げるところが私はうまくいかず。Y女史はここを突破して中間のダイクをつかむところまで行ったものの、その後の高度感に耐えられず降りてしまいました。惜しい!
ヴィクター
- 8級
- 癒される……。
- コンケーブ 3級
- 左手ガストンまでいくものの、その先右足を上げられないのでリップに手を出せない。要修行です。
この日は「B-PUMP」の常連さんや「J&S」の常連さん、それに先日御岳渓谷のマミ岩でご一緒した皆さんと同じ岩に取り付いたりしていました。本当に岩の世界は狭い!そして登れなくても十分楽しい小川山ですが、登れれればもっと楽しいこともよく承知しています。Y女史もすっかり小川山が気に入った様子でした。こうして十分に満足して岩場を後にし、Y女史おすすめの清里の清泉寮のソフトクリームをいただいたり、八ヶ岳や南アルプス北部の山々の雄大な展望に見とれたりしながら帰路に就きました。