東京都山岳連盟冬山講座(那須岳)
日程:1989/11/26
概要:那須ロープウェイ山麓駅から峰の茶屋へ登り、三本槍岳まで往復。東京都山岳連盟主催の冬山講座の実技第1回(砂田コーチ)。テーマは「耐寒訓練 / 装備の確認」。
山頂:三本槍岳 1917m
同行:東京都山岳連盟
1989/11/26
△06:25 那須ロープウェイ山麓駅駐車場 → △07:45-08:10 → △08:50 朝日岳の肩 → △09:05-20 1900mピーク → △10:25-11:00 三本槍岳 → △11:55-12:00 1900mピーク → △12:20-30 朝日岳 → △13:10-30 峰の茶屋 → △14:10 駐車場
- 夜間に着いた駐車場の屋根の下でシュラフに入り仮眠をとり、早朝、日の出とほぼ同時に班ごとに出発しました。
- 峰の茶屋に着くと、下からは見えなかった茶臼岳の噴煙が間近に眺められました。ここは風の通り道となり例年寒さの洗礼を受ける恰好の場所となるそうですが、今日はドピーカンの上に無風。ここからスパッツとピッケルを使用します。剣ヶ峰の右を巻き、さらに朝日岳に続く尾根の左の凍ったトラバースでは鎖場もありますが、雪は深いところで50cm位でした。
- 熊見曽根分岐からすぐの1900mピークの向こうには、清水平からたおやかな稜線の先に頭をもたげる三本槍岳、振り返れば雄渾なドーム型の茶臼岳。西南には日光連山が連なります。そこから大した苦労もなく三本槍岳に到着。標識に1mほどのエビノシッポが貼り付いていました。磐梯山や吾妻連峰が白頭を覗かせています。
- 帰路、1900mピークに着いてみると行きには綺麗だった霧氷がこの時間にはすっかり溶けてしまっています。今回は耐寒訓練が目的の一つでしたが、意図に反し陽だまりハイクとなってしまいました。空は晴れわたり、遠く会津駒ヶ岳、さらに越後三山が居並びます。
- 朝日岳には肩から空身で往復。ここからの眺めは、やはり茶臼岳が那須連山の主峰であることを納得させました。しかし今回は茶臼岳登山は計画に含まれていないので、次回の楽しみにとっておくことになりました。