剣山
ハイライトシーン


1992/11/22
■14:20 第七ヘアピン ■15:20 夫婦池 ■15:45-16:00 見の越 ■16:40 西島神社 ■16:45 リフト西島駅 ■17:15 剣山頂上ヒュッテ ■17:20-25 剣山 ■17:30 剣山頂上ヒュッテ
貞光からタクシーで見の越を目指しましたが、前日の雪で路面が凍結しており、剣山スキー場の1km手前でストップ。ここから滑りやすい車道をてくてく歩きました。
夫婦池の先で峠を越えたところからは、雲一つない青空の下に剣山から次郎笈じろうぎゅう、さらに三嶺みうねに続く稜線が白く連なっていました。リフト下の売店で軽食を取った後、剣神社から雪の登山道に入りました。尾根筋の道から右手には、三嶺の左に沈む夕陽。風は冷たさを増し、耳が痛くなってきます。
剣山頂上ヒュッテの右の階段を登ったところがもう頂稜の一部であり、最高点は数分西へ進んだ所にあります。既に暗くなっている山頂には、残照の雲海の上を渡ってくる寒風が吹きつけていました。
1992/11/23
■07:30 剣山頂上ヒュッテ ■07:40 剣山 ■08:25-35 次郎笈 ■09:10 分岐 ■09:45 リフト西島駅 ■10:30 リフト見の越駅 ■11:05 夫婦池 ■12:50 葛籠 ■13:10 小松園芸
暖かいヒュッテで一夜を過ごし、翌朝日の出を見た後朝食。ヒュッテで飼っているシベリアンハスキーに挨拶をしてから出発です。
再び山頂を踏んでから、雪に覆われた縦走路を次郎笈を目指して下りました。凍りついた痩せ尾根を登り、縦走路から少し左に入ったところが次郎笈の山頂。雲が山頂部を覆いだしており、期待した剣山の眺めは得られませんでした。
下山は軟弱にリフトを活用して、高低差330mを一気に下りました。ところが下に着いたところでヒュッテに宿泊費を払い忘れていたことに気付き、電話を入れた上でリフト事務所にお金を預けました。その後もさっさと歩いて予想外に早く下界に到着し、バスを待つのも芸がないため電話が使えるところまで歩いてタクシーを呼ぶことにしました。桑平からしばらく下ったところにある小松園芸の親切なおばさんに電話を借り、タクシーを待つ間お茶を御馳走になりました。迎えのタクシーは深い渓谷を覗き、山の高い位置にある山村を仰ぎ、駅近くのうだつのある家並みを抜けて貞光の駅に我々を運んでくれました。