生藤山

Rec. 1010 - 陣馬散歩

日程:2026/07/10

概要:藤野駅からバスに乗って鎌沢入口に行き、和田神社に参拝してから緩やかな登り道を軍刀利神社まで。引き続き尾根道を登って三国山に達した後、生藤山・茅丸をつなぎ和田峠を経由して陣馬高原下へ下る。

◎PCやタブレットなど、より広角の画面で見ると、GPSログに基づく山行の軌跡がこの位置に表示されます。

◎GPSログのダウンロードは「ヤマレコ」から(要ログイン)。

山頂:生藤山 990m

同行:---

梅雨開け宣言は出ていないものの快晴がもったいないので、脚力維持のために陣馬散歩。ただし陣馬山ではなく、和田峠の北に繋がっている生藤山あたりを歩きます。

2026/07/10

△08:25 鎌沢入口バス停 → △09:10 登山口 → △09:35 軍刀利神社 → △10:30-35 三国山 → △10:45 生藤山 → △11:00 茅丸 → △11:15 連行峰 → △12:30 和田峠 → △13:10 陣馬高原下

先日の陣馬山山行の際に知ったように、藤野駅から和田方面のバスは平日の早朝に2便しか運行されていません。このため、これに間に合うように早起きをして京王線と中央本線を乗り継ぎ、通勤・通学の人々で大賑わいの藤野駅に降り立ちました。

和田行きのバスに乗った登山者は自分を含めて3人で、一人は陣馬山登山口バス停で降り、もう一人は終点まで行くらしく、鎌沢入口バス停で降りたのは私だけ。目の前の看板が教えるところによれば、このコースの名物は「生藤山 桜のプロムナード」と「茶畑の景観」だそうです。

歩き出してすぐに道の左側に現れたのが八幡神社。今日は急ぐ山旅ではないので参拝することにしました。由緒書きによれば祭神は応神天皇で、14世紀に南朝方の和田氏が岩清水八幡を祀ったのが始まりだそうですが、鳥居をくぐるとすぐのところに参道をはさむようにして寺院の山門風の舞台があったり、拝殿の奥の本殿が山の斜面に高いところにあって階段で繋がれていたりといった具合に、ユニークな作りになっていました。

続いて現れたのは熊野神社で、こちらも律儀に参拝したところ、その由緒書きによればこちらは13世紀創建と想定される熊野神社と共に御嶽神社と八坂神社が祀られていて、背後の社叢は樹齢700年の樫の古木を中心に1,200平方メートルとのこと。この熊野神社に立ち寄ってから少し進むと道の左の斜面に茶畑が広がっていて、なかなかに趣のある景観を作っていました。

さらに車道を登り続けて登里集落に入ったところにあるのが鎌沢休憩舎で、これは神奈川県が県立陣馬相模湖自然公園の施設の一つとして設けたものです。車道からちょっと寄り道した場所にあるので目立ちませんが、東屋やトイレが備え付けられた格好の休憩場所になっていました。

休憩舎からわずかに歩いたところに「三国山 生藤山 登山口」と彫られた石碑があって、ここから山道になります。実はこのあたりもヒルが出没するようなのですが、昨日今日の快晴のおかげで道はおおむね乾燥しており、ヒルの心配をすることもなく歩き続けて20分ほどで「桜のプロムナード」に到着しました。もちろん今の時期は桜が咲いているわけがないのですが、実はこの場所の桜はテングス病という菌に蝕まれて花が咲かなくなってしまっており、最盛期でもちらほら程度なのだそうです。

そしてその「桜のプロムナード」のすぐ先に、軍刀利神社の祠が鎮座していました。あいにく由緒書きが見当たらなかったので、この祠が軍刀利山の下にある立派な軍刀利神社とどういう関係にあるのかわかりませんが、いわば出店のようなものなのでしょうか?

軍刀利神社から緩やかに進んで佐野川峠までがこれまで歩いたことがなかった区間で、ここから先は2014年に桜並木の見物のために三国山に登ったときに歩いています。すっかり草ぼうぼうで夏の装いの桜並木をしばらく進み、途中の分岐から甘草水に立ち寄ってみました。あらためて由緒書きを読んでみると、日本武尊がこの地に駐屯したときに水に困り、鉾で岩を穿つと水が得られたという伝説があるということで、前回来たときは水琴窟のようにかすかな水量だったのに対し、今日は音をたてて水が豊かに流れている状態でした。

笹尾根上の三国山に登り着いたら、西の軍刀利神社に降りて井戸バス停から上野原駅に出れば手っ取り早いのですが、そちらも和田ほどではないもののバスの便が極端に少なく、かなり時間を無駄にしてしまいそうだったので、勝手のわかっている和田峠方面を目指しました。

「勝手のわかっている」と言う舌の根も乾かぬうちにコースミス。ちょっと考え事をしながら歩いていたら三国山からわずかの位置にある分岐を見逃して生藤山を北から巻く道に入ってしまい、巻き終えたところで気がついて逆方向から生藤山に登ることになりました。

今回のコース中での最高地点である茅丸のてっぺんからは、相変わらず広い展望が得られました。肉眼では富士山も見ることができたのですが、上の写真ではどこにあるかさっぱりわからないでしょう(拡大写真は〔こちら〕)。

連行峰で檜原村側へ下る道を分けたら、あとは巻けるところはひたすら巻いて醍醐峠から和田峠を目指します。

和田峠に降り着いたところで、登山口から山道に入って以来初めて人の姿を見ることができ、ここからは車道を淡々と下って陣馬高原下に降り立ちました。短いコースながら気分のいいトレーニングができたことを喜び、いつもならここで「山下屋」に立ち寄って飲んだくれるところなのですが、幸か不幸かバスの発車時刻まであまり間がなかったので「山下屋」はまたの機会にすることにして、高尾駅まで出てから駅に併設された「一言堂ichigendo」で軽く打上げました。