陣馬山
Rec. 1009 - 陣馬散歩
日程:2026/07/01
概要:相模湖駅から明王峠に上がり、陣馬山まで縦走して一ノ尾根から藤野駅へ下る。
◎PCやタブレットなど、より広角の画面で見ると、GPSログに基づく山行の軌跡がこの位置に表示されます。
◎GPSログのダウンロードは「ヤマレコ」から(要ログイン)。
山頂:陣馬山 855m
同行:---
梅雨の最中ということもあってこのところ運動不足気味なので、陣馬山にハイキングに行ってきました。起点は相模湖駅、終点は藤野駅、出だしと最後には神社に参詣するコース設定です。

これはまた、5月に歩いたコースの登り道と下り道を西側へスライドさせたかたちにもなっています。
2026/07/01
△09:10 相模湖駅 → △09:25-30 與瀬神社 → △10:45 矢の音 → △11:25-30 明王峠 → △11:55-12:05 陣馬山 → △13:30 陣馬山登山口 → △14:00-05 藤野神社 → △14:10 藤野駅
適当な時刻に早起きして適当な時刻に出発。通勤・通学の皆さんに混じって京王線と中央本線とを乗り継ぎ、相模湖駅に降り立ったのは9時をちょっと回ったところです。


駅前から西へ少し歩いて北に折れると、中央自動車をまたぐところが異常に広くなっていて、そこは與瀬神社とかつて神社を管理していたこともある慈眼寺の参道というユニークな作り。


どういう力学が働いてこういう作りになったのかはわかりませんが、登山道は神社の境内から始まっているのでまっすぐ與瀬神社の階段を登りました。
すると、想像以上に立派な境内の中に本殿・拝殿と摂社が建ち並んでいました。また、拝殿の右側には二階建てのこれまた立派な建物があって「参拝者御控所」と書かれた木札が掛けられていましたが、見たところもともと二階から貴人が境内を見下ろすなどの別の用途があったようにも見えました。


登山口は拝殿左側の神楽殿の脇にあり、よく整備されて歩きやすい坂道をぐんぐんと高度を上げていくと、相模湖を見下ろすビューポイントがあって石老山や嵐山も視界に入りました。

孫山の西側を巻くところから先はほぼ水平に道がついており、すぐに現れたのは「大平小屋」と名付けられた休憩所です。手元の『山と高原地図』に書かれている通り雨をしのぐ程度
ではありますが、こうした変化があると植林の中の歩きも飽きがこなくて助かります。

予定していたコースは大平小屋の先から小ピークである矢ノ音(633m)の東を巻いて明王峠を目指すものだったものの、ふと思い立って矢ノ音のてっぺんに立ち寄ってみることにしました。するとそこも小広い平坦地になっていて休憩にはうってつけの場所でしたが、そこに至る登山道には大きなクマの糞が残されていました。昨年に続き今年も各地でクマ害のニュースが聞かれているので、気をつけたいものです。
矢ノ音から北へ進んで林道を横切ると明王峠に向かって登り坂がややきつくなり、その途中に石が積み上げられた場所がありました。そこにある解説を読むとこれは「石投げ地蔵嬢が塚」だそうで、なんでも甲斐の武田氏から常陸の佐竹氏へ嫁いだ姫君の娘がこのあたりで亡くなった跡であるようなのですが、なにしろ解説の文章が妙に中途半端なので詳しいことはわかりませんでした。

明王峠に登り着いたところで一休み。マイナールートであることに加えて平日とあって、ここまでの間にすれ違った登山者は単独の男性が2人と女性三人組の合計5人だけでした。


明王峠から30分ほどで着いた陣馬山の山頂も閑散としており、いつもはハイカーで賑わっている山頂直下の信玄茶屋も今日は休業中でした。寂しい……。


唯一店を開けている清水茶屋の前を通って、一ノ尾根の道に入りました。この道を歩くのはこれが初めてです。
一ノ尾根もよく整備されており、ところどころ木の根が露出しているのがうるさく感じることはあるものの、おおむね歩きやすい道でした。そして途中の分岐には時代を感じさせる石標があり「左 ぐんない」(郡内)はすぐに読めましたが、右は変体仮名混じりのためその場ではわからず、帰宅してから写真を拡大してどうにか「右 わだかま沢」(和田鎌沢)、さらにこれらの下に「みち」と彫られていることがわかりました。
その後も緩やかに下る道を辿り、やがて登山道は舗装路に変わって集落の中を抜けるようになります。やがてバス通りに出て陣馬登山口バス停に着いてみると、そこには6月のダイヤ改正で日中はこの路線のバスが運行していないことが掲示されていました。藤野駅まで歩くことは計画段階から織り込みすみでしたし5月にもここから駅まで歩いているので打撃にはなりませんでしたが、もしバスをあてにしていたハイカーがここでこの掲示を見たらショックを受けたことでしょう。


さて、せっかく駅まで歩くのであれば前回行きそびれた藤野神社に立ち寄ってみることにしました。地形図を頼りに藤野駅手前のトンネルの左に草ぼうぼうの入口を見つけ、少々荒れ気味ながら緩やかに登る裏参道を辿りました。
最後に強烈な傾斜と長さの石段を登って着いた藤野神社は期待していたものよりもこじんまりとしていましたが、それでもこの日の始めと終わりとを神社で挟むことができて満足です。この日の山行が無事に終わったことの御礼を丁重に申し上げてから、石段を下ってそこから徒歩わずかの藤野駅を目指しました。





