富士山
日程:2015/07/12
概要:トレーニング山行として富士山へ。富士スバルライン五合目から吉田口頂上に登り、剣ヶ峰から浅間大社へ回った後、御殿場口へ下る。
山頂:剣ヶ峰 3776m
同行:---
山行寸描
2015/07/12
△10:05 富士スバルライン五合目 → △14:00-15 吉田口頂上 → △15:00-05 剣ヶ峰 → △15:10-20 浅間大社 → △17:25-40 大石茶屋 → △17:45 御殿場口新五合目
毎年6月から7月にかけての週末は、トレーニングのために富士山に登ることにしています。よくやるのは五合目から山頂までを土日で2往復というトレーニングですが、この週末は土曜日に所用があったため日曜日の日帰り。そのため朝6時40分新宿発のバスに乗りましたが、途中渋滞につかまったために富士スバルライン五合目に着いたのは10時前になりました。
富士山保全協力金1,000円也は、登山道への入口ではなく六合目のカウンターで支払うことになっていました。
五合目から六合目にかけてはガスの中でしたが、徐々に上空が見えるようになって、東洋館あたりで雲海の上に出ました。
昨年の同時期は富士山に2回登って、2回目の所要時間は富士スバルライン五合目から吉田口頂上まで2時間50分でしたが、今回はとにかくのんびり登って身体を高所に慣れさせるのが目的です。そういうつもりで途中写真や動画も撮りながら焦らず登り続けたものの、最後はせめて4時間は切りたいと欲を出して急いでしまい、山頂の鳥居をくぐったところでのタイムは3時間55分でした。
おなじみ山口屋で昼食にカレーライスをいただいてから、いつも通りに反時計回りに回り始めました。火口の向こう側に見えている測候所の下の雪田はほとんど消えかかっており、北側の縁からは南アルプスの山の連なりも見えていました。
さすがに空気の薄さから思うように足が上がりませんでしたが、時折、そんなこちらの様子をあざ笑うようにすいすいと走るトレイルランナーとすれ違います。
剣ヶ峰に着いて火口の様子を写真に撮ったら、すぐに歩行継続です。
今回の富士登山の目的の一つは、長患いの旧友のために浅間大社の御守りを調達することです。幸い15時を過ぎても奥宮は営業(?)しており、去年いただいた御守りを今年も無事にいただいてから下山にかかることにしました。ただし、いつもは登りと同じ富士スバルライン五合目に下るのですが、今回はなんとなくその場の気分で御殿場口へ下ることにしました。
吉田口ルート以外では一度だけ富士宮口から登ったことがありますが、御殿場口登山道を歩くのはこれが初めて。最初はガラガラで歩きにくい道でしたが、ブル道が横切ってから後は平らで歩きやすい登山道になりました。
そして、宝永山への道を分けた先がこのルートの醍醐味である大砂走りとなります。
箱根登山駅伝のランナーになった気分で走ってみましたが、面白いように飛ばすことができてやみつきになりそう。ただ、シューズの中に砂や小石がどんどん入ってくるので、一定の距離を走るとシューズを脱いで砂を落とさなければなりません。
それでもどうにか最終バスにゆとりのある時刻に御殿場口新五合目手前の大石茶屋に着くことができて、ここでかき氷を注文しての大休止としました。振り返ると先ほどまで雲に頭を隠されていた富士山のシルエットが徐々にはっきりとしてきて、山行を気分良く締めくくることができました。