御岳渓谷

日程:2013/01/27

概要:八ヶ岳山行が中止になった週末の日曜日、御岳渓谷でのボルダリング。とけたソフトクリーム、マミ岩、トラヴァースボルダー。

山頂:---

同行:よっこさん / セキネくん / ケンくん

山行寸描

▲この日触った岩たち。セキネくんとケンくんは外岩初3級をゲット、私は御隠居モード、よっこさんは……次回がんばろう!(2013/01/27撮影)

2013/01/27

△10:10-16:05 御岳渓谷

この週末は八ヶ岳へ行く予定だったのですが、この冬一番の寒波が到来するとの予報に恐れをなして中止。そこで土曜日はボル友チオちゃんの三十路パーティーに参加し、少々二日酔い気味の日曜日は御岳渓谷へボルダリングに行きました。同行メンバーは、昨夜も一緒だったよっこさんとセキネくんに加えて、セキネくんの友達のケンくん。身長188cmのセキネくんと166cmのケンくんは同年齢、そしてジムでも同程度のグレードを登っているライバルだそうですが、ケンくんは外岩は初めてだそうです。

まずはセキネくんのリクエストに応えて「とけソフ」からスタート。裏面の7級と9級を難なく片付けたセキネくんとケンくんは、表面の7級と5級もクリア。さらにその余勢を駆って凹角右3級に挑み続けましたが、なんとセキネくんはこれも10トライくらいでクリアしてしまいました。上部のスラブからかなり怖い滑り落ちをしたりもしてダメかなと思っていたのですが、最後は落ち着いた登りで余裕すら感じられるTO。さすがです。ちなみに私は、昨年末からの肩の痛みが最高潮のためにこの日はすっかり御隠居モードで、つるつるで嫌いな「とけソフ」は登る素振りなど一向に見せず、「今日の私はミスター・スポットと呼んでください」と耳を尖らせて宣言していました。

続いて、橋を渡ってマミ岩へ移動。私は右直上3級と横断2級とを一応クリアしていますが、せめてここくらいは触るかと久しぶりに右直上3級に取り付いてみたところ、なかなかうまくいきません。それでも何度目かに気が付いて出だしの足の位置を修正したら確度が上がって、なんとかクリアすることができました。セキネくんは身体のサイズが合わずに四苦八苦、ケンくんはリーチが若干足りないところを粘りに粘って最後に右直上3級をゲット!かたやよっこさんは絶不調で、もともとこの日のよっこさんはマミ岩の3級と2級の課題を全クリアすることを目標としていたのに、取り付いてみれば豈図らんや、意外なシビアさに手数が伸びません。実は「とけソフ」を登っている合間によっこさんが「マミ岩のグレードは甘いのよね。他の岩に比べて1-2グレード違うような気がする」などと誹謗中傷していたのをマミ岩は対岸から聞いていたらしく(なにしろ「マミ」というのはタヌキのことですから)、そのためよっこさんにつれない仕打ちで仕返しをしたようです。

最後に先日Y女史がトラバース1級をクリアした遊歩道岩に触ろうとしたのですが、先客ががっつりマットを敷き詰めてトライ中だったので遠慮し、毎度おなじみトラヴァースボルダーで締めました。ここは長いこと左端からのトラバースに取り組んでいるものの、カドの核心部のクリアの方法が見つからず一向に進展が見られていないところですが、この日ケンくんがカドの少し手前からホールドを下に求めて地面すれすれのトラバース態勢に入るムーブを見つけてくれて、光明がさしました。よ〜し、次は私もそのラインで。

日が翳って急速に気温が下がってきたところでおしまいとし、御嶽駅近くの「天野屋」に入って熱燗で身体を温めながら反省会。このお店は奥多摩のトンカツ屋なのにお品書きにはなぜか海の幸が多い不思議な店で、この日は生牡蠣をいただきましたが、お店の雰囲気とはあまりにもミスマッチながらすこぶる美味でした。それにしても、この日のセキネくんとケンくんの3級ゲットは見事でした。それに、同じグレードが登れたおかげで友情にヒビが入らなくて本当によかった!

この日収穫のなかったよっこさんのために、参考動画を載せておきます。いずれも私のボル友Y女史のもので、よっこさんとは身長が釣り合うはず。

マミ岩横断。スムーズ也……。

遊歩道岩トラバース。マミ岩を片付けたら次はこちらへ。