小川山の岩場
日程:2011/10/08-09
概要:1年半ぶりの小川山の岩場でのボルダリング。おなじみSakurai師・Y女史と共に、常吉さんも現地合流でのセッション。
山頂:---
同行:Sakurai師 / Y女史 / 常吉さん
山行寸描
2011/10/08
△14:15- 廻り目平
昨年の5月以来の小川山。前回同様、Y女史と私は新代田駅前でSakurai師の車に拾ってもらい、中央道をひた走りましたが、連休初日とあって途中渋滞につかまり、廻り目平に到着したのは14時すぎ。途中で、先に現地入りしている常吉さんと連絡をとりあったところ、駐車場は昼前には満車とのことでしたが、常吉さんがどういう魔法を使ったのか、我々の駐車スペースを確保してくれていました。ラッキー。
あらかじめ常吉さんがキャンプ用のテーブルなどをしつらえて下さっていた場所にテントを2張り設営してから、マットとシューズを持って林の中へ。
スパイヤー
- スラブ 6級
- アップで……と取り付いたクセに登れず。前回はもっと上までいけたんですが、花崗岩の結晶に乗る感覚をすっかり忘れてしまっているようです。もっとも、そういう意味ではアップ課題として適切な選択だったかも。
クジラ岩
- フィン 6級
- ダイナミックなムーブでクジラのひれから背中へ抜ける課題。やはりSakurai師以外登れず苦戦していると見かねたよそのボルダラーが手本を見せてくれて、ひれの内側(脇の下?)に足が止まることを学習。ここで常吉さんは一抜けしました。
入口岩
- ラブリートラバース(左→右) 初段
- ここでフセさんや総帥など「登處 八丁堀」の皆さんと合流できるかも、ということになっていたのですが、「フィン」で時間を使い過ぎたために遅くなってしまい、入口岩に着いたときには誰もいませんでした。触ってみた「ラブリートラバース」は少なくともラブリーではないことだけは確認できたところで、ヘッドランプが必要な暗さになってきたのでこの日のセッションは終了。
テントに戻って、宴会開始。常吉さんが調達して下さった牡蠣鍋セットがメインディッシュですが、酒の肴にもなる栗の渋皮煮が絶妙の甘さでした。お酒は最初にビール、すぐにワイン。宴会の途中で雨がぽつぽつ降りだし雨男である私が責められる場面がありましたが、晴男・常吉さんと晴女・Y女史の2人がかりにはかなわなかったようで、やがて雲が切れると星も見えるようになりました。
2011/10/09
△-16:15 廻り目平
夜が明けてみれば、見事な快晴。朝食はパスタ、コーヒー、それに茸を焚火で焼いたものとバナナ。朝食終了後、ルートを登りに行く常吉さんと別れて、残る3人は親指岩方向へ。
漆岩
- 縦ダイク 6級
- 朝一番の課題を、指が痛い!足が見えない!とぎゃーぎゃー言いながらなんとか一撃。手も足もホールドはちゃんとあるので、落ち着いて取り付けば大丈夫。
哲学岩
- フィロソフィー 初段
- 登れるかどうかは度外視して、今回もっとも触ってみたかった課題。Sakurai師と総帥のYouTube動画をあらかじめ見ていったのですが、Sakurai師はリーチがあり過ぎ、総帥は相変わらずの亜空間ムーブで、どちらも参考になりません。そして、とにかくホールドが手に痛い!普通に触っただけでも、岩の結晶が指先に刺さってくる感じがします。ただ、たとえば最後のリップに手を伸ばすところも気合で届いたりして、まったく可能性ゼロという感じでもなかったので、これからも折に触れて手をつけてみたいものです。
コブ岩
- 7級
- 左足をスメアで止めて右足をえいやっと1段上のホールドに上げ、頭上のカンテをつかんでフリクションと身体のフリで上がっていく課題。上の方はガバホールドですが、フィロソフィーで指先がぼろぼろになっていたので痛さに耐えられませんでした。一方、指先の感受性が乏しい(?)Y女史は、見事ゲット。しかし、リーチが違うのでSakurai師や私とは違う手順を自分で開発してのトップアウトは立派です。ところでSakurai師が発見したのですが、この岩、かつてはもっと大きな岩だったのがすぱっと断ち割られて哲学岩とこのコブ岩とに分離してしまったもののようです。
ヴィクター
- サブウェイ 3級
- この課題、指皮に優しいのでかなり時間を費やしました。Saurai師はこの日が初めてのトライで、半分以上トラバースしたところのピンチをとれず、惜しくもゲットならず。腹いせにランジ3級にも手を出していました。Y女史は縦カチを左手でとって右手を伸ばすところまで、私は縦カチをとるところまで。これも次回にも取り付いてみたい課題です。
隣山岩
- マントル 8級
- 上下段に分かれていて、下段を右足を上げてスメアで止めるムーブでOKなら解決。左足を上げてマントルを返しなさいという課題だとするとNG。Y女史は身長の関係もあってここを登れずぶつくさ言っていましたが、隣の富士山岩で「ノーハンド登山道」を登って溜飲を下げていたようです。
テントに戻り、片付けをして車に荷を積み込んでいるところで、ルートを終えて戻ってきた常吉さんと再会。常吉さんの方は大奮闘になったようでした。お疲れさまでした。またいつか、ご一緒しましょう。