葛葉川本谷

日程:2003/10/05

概要:丹沢の葛葉川本谷を遡行。途中の林道の下までで終了して二ノ塔尾根を下降。

山頂:---

同行:ユウコさん

山行寸描

▲横向ノ滝。念のためロープを出したがしっかり登ってきた。(2003/10/05撮影)

2003/10/05

△11:50 葛葉の泉 → △13:15-45 林道横断点 → △14:15 葛葉の泉 → △15:00 菩提原バス停

ユウコさんとの登山はキナバル以来だから実に5年近くぶり。さすがに彼女の方に体力的な不安があるので、丹沢の初級の沢登りである葛葉川本谷を途中まで詰めることにしました。葛葉の泉までは渋沢駅からタクシーで2,020円。ここでリュックサックの中から長らくユウコさんから預かっていた沢タビを取り出すとユウコさんは目を丸くして、

F「汚ない!信じられな〜い!」

確かに三条沢でかっしいに貸してけっこう奮闘する場面もあったので土の跡もついていたりするのですが、何もそこまで驚かなくても……。

F「使った後洗った?」
J「えーと、洗ったかな?」
F「洗ってないでしょ」
J「洗ったよ」
F「うそつけ!」
J「洗った」

ハーネスをはきヘルメットをかぶっておもむろに入渓すると、水量は多くも少なくもなしといったところで、ユウコさんも久しぶりにしては快調な身のこなしでぐんぐん遡行していきました。

ハイライトの横向ノ滝は水の勢いが強くて楽しいのですが、手前に木が倒れて眺めが悪くなっていたのは残念。念のためロープを出して私が先行し、上から肩がらみで確保しましたが、ユウコさんは「冷たい!」とか「(ホールドが)わからない!」とか騒ぎながらも意外にスピーディーに登ってきました。また、続く7mの滝では横向ノ滝で巻き道から抜かして行った親子連れがロープを出して左側の乾いた緩斜面を登って行きましたが、こちらは右の水量のある方から抜けました。

その他の滝も無理せず巻かずでどんどん越え、本谷で一番悪い板立ノ滝だけは右からあっさり巻いて、しばらく歩いた先にある曲り滝の上で林道に出て遡行を終了しました。

林道を少し歩いて二ノ塔尾根の道の入口で靴を替え、ヘルメットやハーネスをリュックサックにしまい、ゆっくりと二ノ塔尾根を下ったら葛葉の泉からは車道をてくてく歩き、菩提原バス停からバスに乗って秦野駅、さらに小田急で経堂までと乗り継いで経堂駅近くの居酒屋で打ち上げをしてこの日の締めくくりとしました。