広沢寺弁天岩
日程:2006/03/04
概要:岩登りのゲレンデ・広沢寺弁天岩で初級岩登りトレーニング。
山頂:---
同行:かっしい / デチ / まっきー
山行寸描
2006/03/04
△10:30-16:00 広沢寺弁天岩
インドアでは何度も一緒に登っているかっしい・デチ・まっきーの三人娘(?)の初外岩体験のため、広沢寺弁天岩へ。かっしいに出してもらった車を駐車場に駐めて、今日も岩場は激混みなんだろうなと思いながら坂道を急ぎましたが、着いてみれば海上保安庁のレスキュー訓練とアイゼントレーニングの2人組だけで実に静かなもの。拍子抜けしながらも壁に自由にラインを引けることを喜びました。
まずかっしいにビレイしてもらって傾斜の緩やかな右壁の左端にTRを張ってから、3人ローテーションでクライムアップ→ロワーダウン、クライムアップ→クライムダウン、クライムアップ→懸垂下降。ぽかぽかと日が当たって暖まった岩に手を掛けて登っていくのは実に楽しく、先生役の私もうきうきしてしまいますが、3人ともインドアでそれなりに経験を積んでいるだけに、登りはほとんど問題ありません。クライムダウンも、3人とも登山経験はほとんどないはずなのに、それでもなんとかこなして降りてきました。懸垂下降は……まぁよしとします。これらを各1セット行ったところで、他に人がいないことを幸いと日だまりの中でランチタイム。暖かいのはうれしいのですが花粉も元気を出してきているようで、まっきーはくしゃみが止まらず、私も目が痒くなってきました。
一休みした後で、いよいよ大スラブの上まで登ることにしました。グーパーで3人を1+2に分けて、まずまっきーを連れて取り付いたのはクラックルートです。まっきーは3人の中では一番背が低い(149cm)のでクラックの出だしの2手が出せるかな?とちょっと心配でしたが、問題なく登ってきて感心しました。「怖かったです〜」などと言いながらも、彼女は登りに関してはとにかく思い切りがいいのが美点です。この登りではシングルロープで登ったので懸垂下降も2ピッチに切って取付に戻ってから、日がかげってかなり気温が下がってきた中、残る2人を連れて一般中央ルートを登りました。こちらもかっしいは安定した登りで、一方デチは後で「ギブアップしようと思ったけど、途中でやめても戻れないことに気付いてがんばった」と言っていましたが、とにかくIV+のルートをフォローとは言えテンションかけずに登りきったのは大したものです。終了点からの景色に喜び、カメラに向かってお色気ポーズなどをとったりしている2人を残置してロープ2本をつないで一気に懸垂下降し、かっしいに続いてデチの牛歩下降で全ての課程を終了して、広沢寺を後にしました。
後は例によって七沢荘の露天風呂で温まって、海老名の九州料理屋で打ち上げました。3人とも、お疲れさまでした。