広沢寺弁天岩
日程:2004/11/28
概要:岩登りのゲレンデ・広沢寺弁天岩でアイゼントレーニング。
山頂:---
同行:きむっち
山行寸描
2004/11/28
△12:15-16:45 広沢寺弁天岩
今日はきむっちと広沢寺でアイゼントレーニング。ちょっと遅めに11時本厚木駅集合で、現地に着いたのは昼を回っていました。遠目には空いているのかな?と思えましたが、近づいてみればいつものごとくスダレ状態でした。
まずはウォームアップ代わりにクライミングシューズで、クラックルートをきむっちのリードで登りました。50mシングルで登って懸垂下降はスラブの中央のワイヤー支点へ。そこにTRを仕掛けてさらに懸垂で下り、アイゼントレーニングの準備完了です。しかし、ポイントごとに順番待ちがあって、この1本だけでもずいぶん時間を消費してしまいました。ともあれ、そそくさとプラブーツとアイゼンを履き、お互いにビレイしあって2回ずつ登りましたが、久しぶりのアイゼン登攀の感覚を取り戻し、アイゼンの爪を岩壁にひきずらないようにするには少々時間を要しました。
続いて右の易しい壁が空いたのでそちらに移り、アイゼンのまま私のリードで上の支点まで。そこに再びTRをセットし、そのままTRでクライムダウンの練習をしました。きむっちもアップ&ダウンを練習しましたが、クライムダウンがずいぶんうまいのには感心しました。そこで「うまいなー」「さすがだなー」とさんざんほめちぎっておいて、そのままもう一度きむっちに登ってもらい、スリングやビナを回収して懸垂で戻ってきてもらいました。
最後はすっかり人気が減ってがら空きになったスラブのど真ん中を登りました。リードの私がクライミングシューズ(クラックルートならアイゼンで登ろうと思っていたのですが、あいにくそちらには別パーティーがやはりアイゼンで取り付いていました)、フォローのきむっちがアイゼンという組み合わせで、後続したきむっちは部分的に細かいところで冷や汗をかいたようですが、十分に合格点のスピードで登ってきてくれました。懸垂下降2ピッチで下に着いたときには既に16時半。私もアイゼンで上へ登りたかったのですが、日没が近いので諦めて練習終了としました。
今日の広沢寺は秋晴れの好コンディション。上の方の木々の梢が黄色く染まり、岩場の取付にも枯葉が敷き詰められていてアイゼンのツァッケに刺さるため、登るたびに手で抜かなければならないほど。そして今日来ていたクライマーのほとんどが、アイゼントレーニングを目的としていました。いよいよ冬壁の季節が目前に迫っていることを強く実感した半日でした。