塾長の山行記録
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塾長の山行記録

阿弥陀岳〜赤岳〜権現岳

日程:1999/06/12-13

概要:御小屋尾根から真っすぐ阿弥陀岳に登り、中岳を越えて赤岳泊。翌日、権現岳・編笠山を経て観音平に下山。

山頂:阿弥陀岳 2,805m / 赤岳 2,899m / 権現岳 2,715m

同行:---

山行寸描

▲宿題その1=阿弥陀岳。赤岳への登りから振り返る。(1999/06/12撮影)
▲赤岳から見る横岳方面の眺め。硫黄岳の奥には天狗岳、そして遠く蓼科山も見える。(1999/06/12撮影)
▲宿題その2=権現岳。赤岳からの下りから望む。(1999/06/13撮影)

1999/06/12

△07:25 美濃戸口 → △08:55-09:05 御小屋山 → △09:50 不動清水分岐 → △12:05-20 阿弥陀岳 → △13:00-10 中岳 → △14:05 赤岳 → △14:10 赤岳頂上山荘

今回の山行のテーマは八ヶ岳の中でまだ登っていない阿弥陀岳と権現岳に登ることですが、八ヶ岳山荘で朝食をとってからおもむろに外に出ると、目の前に誘いをかけるように御小屋尾根への指導標が立っています。初めて八ヶ岳に登ったときに雨のためこの尾根を下ることを諦めた記憶が蘇り、半ば衝動的にそちらに足を向けましたが、この無計画なコース選定を後で後悔することになりました。

よく整備された明るい尾根道を淡々と歩き最後に急坂を一つ越すと御小屋山の頂上で、ここは広場になっているものの木に囲まれて展望はありませんが、そこから数分進んだところからは前方に阿弥陀岳がずんぐりと、しかしかなりの標高差で聳えているのが見えました。

イワカガミが咲いているのを愛でながら進むうち、不動清水の分岐で今日初めて阿弥陀岳から下ってくる登山者と行き交いました。彼のアドバイスによれば、ここまで下り1時間かかっており、山頂直下のガレ場が滑るので要注意とのこと。その言葉通りとても滑りやすく傾斜の急な坂道を登って、岩の稜線を少し進むとそこが待望の阿弥陀岳山頂でした。

広い山頂から見渡す周囲はガスっていますが、それでも目の前の赤岳は大きく、横岳から硫黄岳、さらに天狗岳までがどうにか見えてなかなかの眺望です。しかし、ここで腹ペコとなったのには困りました。実は当初定石通り柳川南沢沿いの道を登るつもりだったので途中の小屋に期待して行動食を持ってきていなかったのですが、御小屋尾根を行くことにしたときにそのことをすっかり忘れていたのでした。

ともあれ阿弥陀岳山頂から辟易するほどの急坂を下って赤岳へと急ごうとしましたが、シャリバテで思うように足が出せません。かろうじての慰めは、ところどころに咲いているキバナシャクナゲくらいです。

どうにか赤岳山頂に到着し、登頂の喜びもそこそこに赤岳頂上山荘で宿泊手続を済ませて、すぐにカレーライスを注文しました。お腹が満ち足りたところで改めて見ると、この山小屋の食堂の窓から眺める横岳方面の眺めは見もので、また県界尾根と真教寺尾根が仲良く並んで伸びた先に佐久側の裾野の広がりが一望でき、八ヶ岳の根張りの大きさを実感できる素晴らしいロケーションでした。

この後はひとしきり寝床で爆睡し、夕食どきにむくりと起きていただくべきものをいただいたら、再び寝床へ直行しました。

1999/06/13

△06:05 赤岳頂上山荘 → △07:30 キレット → △09:00-05 権現岳 → △09:50-55 ノロシバ → △10:05-30 青年小屋 → △10:55-11:00 編笠山 → △12:25 観音平

4時半すぎに御来光を見、朝食後、身繕いをして出発。朝一番の急降下が膝に響き、危険はさほど感じないものの動きはぎこちなくなってしまいます。権現岳の向こうにはうっすらと雪を残した北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が見えましたが、靄がかかっていて他の山はほとんど見えません。下りきったところからはキレット小屋へ下る道が分かれていますが、ちょうど通りかかった若い登山者に小屋が無人であることを教えられたのでそのまま稜線通しの道を選び、少し登って開けたところで振り返ったところ阿弥陀岳から赤岳にかけての稜線のアルペン的な眺めが実に見事でした。

旭岳を越え、61段の源治ハシゴを登って辿り着いた頂稜を三ツ頭方向へ少し進んだところにある岩峰が権現岳の山頂で、ここから見下ろした広い鞍部には青年小屋が見えています。すぐに縦走路に戻り、ギボシの上でしばらく休んでから下降を再開しました。

青年小屋でラーメンを食してから、岩塊の上を辿る道を登って最後のピークである編笠山に登り、山頂で権現岳の姿を振り返り眺めました。下界への下降路は最初は急な坂道でしたが、やがて緩やかになりオレンジ色のツツジが目立ちだすと終点の観音平で、ここに建つグリーンロッジでタクシーを呼んで小淵沢へ下りました。

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