湯川渓谷の氷柱

日程:2014/02/01

概要:アルパインガイド保科雅則氏の保科クライミングスクールの講習で、湯川渓谷の白髪エリアでのアイスクライミング。

山頂:---

同行:保科雅則ガイド

山行寸描

▲湯川渓谷の様子。適度に休みを入れながらも、ひたすら登り続けた。(2014/02/01撮影)

2014/02/01

△10:50-16:20 湯川渓谷

2012年に訪れて楽しかった湯川渓谷に、今年も保科ガイドの講習で訪れることになりました。韮崎駅前に8時40分集合、現地に着いたのはなんだかんだで時間がかかり11時前になってしまいました。保科ガイド、助手のK氏、ボル友よっこさん、以前別の講習でご一緒したMT氏ほかを合わせて総勢8人が向かったのは、一昨年と同じく白髪エリアです。先に来ていた4人がいいところにロープを張って登っていましたが、我々保科組も右岸の2カ所と左岸の高さのある氷柱にトップロープを張り、後はひたすら登りまくりました。

外の氷を登るのは初めてのよっこさんは人工氷瀑よりも自然の氷の方が楽しかったらしく、場所を変えては次々に登っています。なかなか筋がいいんじゃない?

私はといえば、やはり前半は右岸で登りまくり。行動食をとった後の午後、左岸の20m氷柱にトップロープで挑みノーテンで最上部まで達しました。この手の氷柱はけっこう好きかも。そんな私を見て保科ガイドは「今日は調子いいんじゃないですか?」と声を掛けてくれましたが、そこはお世辞でいいので「いつの間にか腕を上げましたね」と言ってください。

ところで、講習中のロワーダウンの途中でギアラックに掛けたつもりのクイックドローがしっかり掛かっておらずそのまま滑り落ちて下の川に飲み込まれてしまいました。その場にいた方々が探してくださったものの見つからず、残念ながら水底に残置することになりました。

この日、他の参加者もフォールした際にアックスを手放してしまい、2本ともこの川へ落ちるというアクシデントがありました。さすがにこれは物が大きい(それに高価でもある)ので何とか回収できましたが、こうしてみるとこの川の底にはクイックドローやらスクリューやら、もしかすると本当にアックスなども沈んでいるのかもしれません。夏になったらこっそりさらいに来てみようか……。

最後は予定の時刻を大幅に超過し、持参した自分のスクリューとクイックドローを用いた疑似リードの練習までこなして終了となりました。お疲れさまでした。