御岳渓谷
日程:2010/08/15
概要:御岳渓谷でのボルダリング。玄関岩、マミ岩、遊歩道岩で遊ぶ。
山頂:---
同行:オグ / ハルク
山行寸描
2010/08/15
△09:45-13:00 御岳渓谷
もともとこの日は同じ奥多摩でも百尋の滝へ行ってひんやりのんびりする「マイナスイオンツアー」の予定だったのですが、参加者がいつの間にか男3人になってしまい、それならトレイルランかボルダリングじゃないか?という話の成り行きから御岳渓谷へ行くことになりました。しかし、御岳渓谷でのボルダリングの本来のシーズンは冬。この猛暑の中での御岳渓谷とは「元の企画と対極だよね」と私が言うと、企画者のオグも「今日は思い切り沢登り日和ですね」と返しました。
したがって、普段はマットが絨毯のように敷かれて次々にボルダラーが取り付く忍者返しの岩もこんな具合にがらがら。そんな中、外岩が初めてのハルクもいるのでまずは玄関岩の10級課題を3本、さらに8級課題を1本登りました。なんということもない課題ではありますが、しかし人工壁にはない岩との対話はやはり楽しいものです。
ついでマミ岩に行ってみました。6級課題をオグもハルクも見事にTOしましたが、この岩の前で寛いでいたお二人が親切で、自分たちのマットも使ってくれと声を掛けてくれた上に中央の4級課題や右の3級課題の登り方も指導してくれました。このお二人のうちの一人、上半身はだかで仙人のような風貌の方はなんと素足で登っていて(足にもチョークの粉をつけるのでびっくり!)、それですいすいと右SDからマミ岩の中央上部へと抜けていってしまいました。恐ろしい……。
けっこう指にきたところで最後に遊歩道岩でトラバース。下地は濡れており草ぼうぼう、クモの巣も張りまくって冬とはかなり風情が違っていましたが、それなりに楽しめました。ここも含めて確かに全体にホールドがヌメり気味で条件がいいとは言えないのですが、川面を渡る風が涼を送ってくれてそれほど暑さにまいるということはなく、人が少なくどの岩も空いていて、さらにブヨなどの虫に刺されることもなかったので夏の御岳渓谷も悪くはないなという印象を持ちました。
終了後はもちろん小澤酒造です。「さわびー」なるビールをいただいてから「涼し酒」「大辛口」各720mlをぐいぐいと飲んでまったり寛ぎました。これがあるから御岳渓谷でのボルダリングはやめられません。