塾長の山行記録
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塾長の山行記録

出羽三山

日程:1994/08/13

概要:羽黒山・月山・湯殿山の三山掛け。鶴岡からバスで羽黒山に入り、途中タクシーでの移動をはさんで月山八合目から湯殿山口へ抜ける。

山頂:月山 1,984m

同行:F女史

山行寸描

▲月山山頂直下からの眺め。元禄2年の夏、芭蕉もこの道を下ったはず。(1994/08/13撮影)
▲湯殿山への道。まんじゅう型の岩から湯が噴き出す不思議な光景が待っていた。(1994/08/13撮影)

◎「朝日連峰縦走」からの続き。

1994/08/13

△06:40 羽黒センター → △07:45-08:15 羽黒山 → △08:55 月山ビジターセンター → △10:00 月山八合目 → △11:10-15 仏生池小屋 → △12:10-20 月山 → △12:30-13:00 鍛冶小屋 → △13:25 牛首 → △14:10 施薬小屋跡 → △14:40 湯殿山神社

羽黒山の入口の鳥居をくぐり鬱蒼とした杉並木の中の石段を登って、途中五重塔を見たり芭蕉が滞在した南谷を分けたりしながら、山頂の出羽三山神社に到着。参拝を終え、頂上近くの駐車場の売店でかき氷を食べてから寂しい旧参道を下り、月山ビジターセンターでタクシーを呼びました。同センターでは氷室の模型が展示してあり、タクシーを待つ間ひんやりと涼むことができました。

タクシー代4,780円で到着した観光客で賑わう月山八合目から弥陀ヶ原の湿原を緩やかに登り、まずは仏生池小屋で一息入れました。

雪渓を左に眺めながら進むことしばし、何度もニセピークに泣かされた末にようやく到達した山頂の月山神社でお祓いをしてもらい、紙の人形で体をさすり息を吹き込んで水に流します。山頂の社の鏡に硬貨を当てれば願い事がかなうというので皆がてんでに硬貨を投げていましたが、なかなかうまく当てる人はいませんでした。

山頂からわずかに下がったところにある鍛冶小屋に立ち寄ってカレーライスを食べていると、体調が良くなく休んでいるという若い女性に下山の同行を求められました。ただ、見た目は比較的元気そうであったのに加え湯殿山へなんとしても行きたい私は、姥沢への最短ルートを教えただけで同行は断ってしまいました(今から思えば気の毒なことをしました。ごめんなさい)。

鍛冶小屋からの急坂を下ると緩やかな尾根道が湯殿山方向に続き、金姥から稜線を離れて山腹のトラバースから谷筋に入っていきます。沢を渡った先にある施薬小屋は廃されて手洗所のみとなっており、白装束の信徒たちが集まって法螺貝を吹き鳴らしていました。さらに鉄梯子を何度も下って降り着いた仙人沢沿いの道を歩くと、湯殿山神社の社務所が現れます。

山行としてはここでおしまいで、例によって人形でのお祓いをした後裸足で入口をくぐると、狭い通路の先に湯殿山のご神体が姿を現しました。このご神体は饅頭形の赤銅色の岩で、熱水がその頂上や奥から噴き出しており、参拝者はその湯に足を浸しながらご神体の裏まで登ることができます。ご先祖様に祈りを捧げ、心地よい熱湯に足を浸してから再び社務所で靴を履き、駐車場に出ました。

ここからは臨時のバスで湯殿山ホテルまで下り、さらに鶴岡から月山湖をかすめて山形へ抜ける長距離バスで山形へ出て、最終のつばさで東京へ帰り着きました。新幹線の車両に乗り込んでみると、我々が座った後ろの席に鍛冶小屋で声を掛けてきた女性が座っていたのには驚きました。無事に下山できて良かった。

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