谷川岳

日程:1989/04/30

概要:巌剛新道から西黒尾根を谷川岳に登り、茂倉岳へ縦走して茂倉新道を土樽へ下山。

山頂:谷川岳(トマの耳)1,963m / 一ノ倉岳 1,974m / 茂倉岳 1,978m

同行:---

山行寸描

▲西黒尾根から見上げる谷川岳。雪の道が高みへとどこまでも続いている。(1989/04/30撮影)
▲トマの耳からオキの耳の眺め。空の青さと雪の白さが目にしみる山行だった。(1989/04/30撮影)

1989/04/30

△05:05 土合山の家 → △05:50 巌剛新道入口 → △07:40 西黒尾根 → △09:25-10:15 谷川岳(トマの耳) → △10:30 オキの耳 → △11:45-50 一ノ倉岳 → △12:20-25 茂倉岳 → △14:30-35 矢場の頭 → △17:10 土樽駅

前日に土合に入り、予約してあった「土合山の家」に投宿。翌朝、暗いうちから出発しました。舗装された道をしばらく辿った先の巌剛新道の入口からは、マチガ沢の奥の谷川岳がかなり高く見えています。

巌剛新道を登り、最後は雪の急斜面をキックステップで詰めて西黒尾根の上に達しました。ここから尾根通しに山頂までは急峻な坂道で、途中で追い越した高校生らしいパーティーに「アタックですか?」と声を掛けられました。山頂近くでは天神平方面から来たらしいスキー登山者を遠望しましたが、シールをつけているからとわかってはいても、なぜスキーを履いて上に進めるのか不思議でなりませんでした。

山頂は快晴。気温が高く遠くは霞んでいますが、武尊山、至仏山、燧ヶ岳、初めて見る上越国境の山々、そして裏側からの浅間山をいずれも面白く眺めました。また近くのピークの中では俎嵓の鋭利なシェイプが興味をそそりましたが、後で写真を見るとその右手奥に遠く、苗場山の姿もはっきりと写っていました。

豊富な雪の稜線を一ノ倉岳まで進み、さらに茂倉岳との間の細い稜線を歩いていると右下の斜面に腰を下ろした登山者が2人いて、その仲間とおぼしき若い女性が稜線から下りかけたところで足を滑らせました。あっ!と思う間もなく咄嗟の滑落停止で見事に止まりましたが、しばらく身動きができません。こちらも驚きましたが彼女もよほど驚いたに違いなく、雪面にへばりついている彼女の動悸が聞こえてくるようでした。

茂倉岳からの下りは気温が上がって雪が腐り、クランポンが利きません。矢場の頭からが最後の展望で、南を眺めると谷川岳から万太郎山、仙ノ倉山を経て平標山へと東西に続く主脈の大きさが見事でした。

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